息切れ、むくみ、それは心不全かも?

 心不全とは、心臓のはたらきが完全ではない、心臓が弱った状態、という意味で、特に高齢の方では珍しいことではありません。心筋梗塞、不整脈、弁膜症など心臓の持病のある方はもちろん、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある方や高齢の方は、これまで心臓病と言われたことがなくても、心不全予備軍の可能性があります。
 弱った心臓は、暑さ、寒さ、疲れ、食べ物、病気、心配事などからくる負担に耐え切れなくなることがあり、そんなときに、息切れ、動悸、体のむくみなど心不全の症状があらわれます。
 ひどくなると呼吸困難におちいり救急車を呼ばなくてはならないことも。
少しのことですぐにハァハァ、ドキドキするようになった、手足や顔が腫れる、などの症状があれば、心不全かもしれません。
 ご自分の体調にいつも気をつけ、ちょっと変だなと思ったら早めにご相談ください。
 自分では気づきにくいこともあるので、周囲の方もよく見守ってあげて下さい。
 心不全は誰にとっても他人ごとではありません。中年以上の方は、心臓に過度の負担をかけないために、塩辛いものや脂濃いものを食べ過ぎない、禁煙する、太り過ぎない、適度な運動をする、持病をきちんと治療する、などをいつも心がけましょう。

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